THE DAPAD FOUNDATION
         INTEGRATING AFRICA INTO THE WORLD AND INTO THE FUTURE

一般財団法人ザ・ダパード財団

我々の通貨は知恵である

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WISDOM IS OUR CURRENCY

 

一般財団法人ザ・ダパード財団

概要説明 

アフリカと聞いて何を思い浮かべますか。日本での一般的なアフリカのイメージは、飢餓、貧困、政治的腐敗或いは象、ライオンなどの野生動物、また遠くて日本との関係が稀薄だと云ったところでしょう。事実、日本からアフリカは距離的にも遠く、アクセスの面からも唯一エジプト航空が日本からアフリカ大陸への直行便を出しているだけです、それも毎日ではありません。経済的な結びつきからも、日本の海外貿易に占める対アフリカ貿易の比率は輸出入それぞれ 1.5%,2.3%(2006 ) ですから密接とは云えません。歴史的にも、英、仏、ベルギー等の西洋列強とは異なりアフリカの植民地化に手を染めてはいません。この様に見ますと日本とアフリカの関係は,過去に 於ても 現在に 於ても 両者の関係は疎遠と言えるでしょう。では何故今アフリカなのでしょうか。

    アフリカは世界で最も豊かな大陸と言われています。一方で、様々な問題を抱えているアフリカの現状を見れば俄かに信じられないかも知れませんが、その潜在性には測り知れないものがあります。先 づ尖 端産業に欠かせないプラチナ、マンガン、コバルトなどの稀少金属を産出し石油資源にも恵まれています。アフリカ大陸を一つの国家とみなせば面積では、アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル或いはロシア、中国、インドの合計を上回ります。将来的に食糧不足が危惧されますが、アフリカの広大な土地は適切な農法 ( 必ずしも完全機械化された所謂近代農法を意味せず ) を開発すれば大穀倉地帯に変り得ます。人口は 9.25 (2006 年)で、先進国では軒並み人口増加が鈍化し日本に到っては減少しているのに、アフリカの増加率は大陸別では最高です。つまり、アフリカは将来的には大マーケットとなる条件を備えています。現在アジアが世界の成長センターなどと持て囃されていますが、アフリカの潜在能力が全て発揮されるとアジアをも凌駕する可能性があります。勿論、その過程において克服しなければならない課題は山程あります。アフリカはその後発性の特典があります。その特典とは、日本など先進国が発展過程で経験した失敗の轍を踏まずむしろ反面教師とする事です。

    これまでアフリカに対して、旧宗主国を始め先進諸国及び IMF 世界銀行など多くの国際機関によりアフリカ発展のための支援プログラムが策定され多額の資金・物資が寄せられました。しかし、その効果の程には甚だ疑わしいものがあります。実際には、アフリカの人々は資金物資を獲得するのだけに智慧を絞り、それらが一旦民間や政府機関の手に渡るとそこで流れが途絶えるのが常です、つまり彼らのポケットに入るのが多いです。このままではいつになってもアフリカ発展は望めません。現状を打破するには意識改革が必要です。 この観点に立ち、 1999 年に特定非営利活動法人  THE DAPAD FOUNDATION を登 記しましたが、何かと活動が制約されるため、 2009 年にはより広範囲の活動が可能な一般財団法人ザ・ダパード財団を設立しました。

当財団は、基金援助という形ではなく、様々な人々の知恵や多くの人々と多くの知識や経験の交流を基にした社会教育プログラムとして事業活動を展開していきます。本プログラムを「 INTEGRATED SOCIAL WELL-BEING INSOWEL) DEVELOPMENT PROGRAM」( 統合型社会開発プログラム)と呼びます。生涯教育・成長教育を中心とした意識改革の自主・自立精神の確立を達成するための社会教育プログラムです。研究開発とその普及に関する各種の活動を行なうとともに時代の要請に即応したその他の開発事業プロジェクトを展開し、もって、アフリカの人々と国々の永続的な繁栄の実現に寄与します。

このプログラムは、1987年から創設されたグループがアフリカの貧困問題に関心があるあらゆる専門領域の人々で考案されたものです。

当財団の目的は、このプログラムの普及にあります。しかし、これを普及させるには大変な労力と資金が必要です。一人一人へのカウンセリング、地域的なワークショップ、指導者の育成、教育、セミナー、といった地道な活動だからです。

多くの人たちからの理解と支援を頂かなければ達成しないものです。しかも、アフリカがこの地球上で、最も豊かな大地の一つであり、地球をより住みやすい地球にするために、世界の富について、真摯に学び、発見し、新たな視点で開発し、利用するという認識が最重要課題です。

当財団は、この目的を理解し、目標達成のために有形、無形の援助を提供する意志を持つ方々で構成され運営されてゆくものです。

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